棘のあることを言う人、すぐ怒る人、
否定的なことばかり言う人、責め口調の人、
意地悪な人、人を見下す人・・・
周りの人は、その人のことを「こうゆう人」と
良くないイメージ、悪い人物像を持ちます。
ですが、素(もと)のその人は、周りが見ている「その人」像とは
本当は違うと思います。
その人自身が、周りの人に嫌な思いをさせるのではなく、
その人の持っている信念、価値観、トラウマのようなもの、
心の傷、怒り、悔しさ、悲しみ・・・のなせるものだと思います。
強いネガティブな感情や記憶はその人を支配し、その人を乗っ取り、
相手の小さな非まで見つけ出し、自分の正当性を確保し、
相手を責めたり、怒りを向けたりしてきます。
自分の否定的感情を発散させるために、相手をコントロールし、
発散させる状況まで巧みに作り上げます。人を巻き込んでいきます。
これは正確には、その人自身が意図してそうしているのではなく、
その人の中の強いネガティブなものがそうさせています。
お伝えしたいと思いますことは、
攻撃的で、こちらを否定してくる、不快な思いにさせてくる人は、
本当は悪い人でも、嫌な人でも、変な人でもなく、
ただ、辛い思いを抱えている人だということです。
かわいそうとか不憫と見るのは、失礼なことと思います。
ただ辛いんだなと理解していただければと思います。
そして否定された、攻撃を受けた人は、ダメージを受けると
思いますが、その攻撃は自分に向けられたものではあるのですが、
向けられた内容は、本当に向けたくて向けられたのではなく、
攻撃してくる人は、ただ、発散を目的にしているところがあるので
内容は発散のための口実、こじつけ程度のもの、という認識を
持っていてもいいと思います。