今の自分の様子にただ気づいていくこと。
今考えていること、今感じていること、今の気持ち・・・
あ～今自分はこう思っているんだ、考えているんだ・・・
あ～今自分は悲しいんだ、不安なんだ・・・
自分の様子を、ただ見る、感じるということ。
ジャッジせず、ただ事実だけ認める。
知らず知らずのうちに、自分自身の考え、気持ちを
ジャッジしてしまう癖、ありませんでしょうか？
わたしはジャッジし続けていました。
ジャッジせず、ただ怖いんだ、ただつまんないんだ、嬉しいんだ・・
とただ事実だけ認めるとすごく楽です。静かです。
ジャッジするとそこからまた、何かが始まります。忙しくなります。
ですが、ただ感じ、認めるだけでいると、それだけで終わらせていく
ことができます。
ただ今の自分の様子を、ただただ感じ、認めるということ、
このことは、自分を大事にすることの出発点だと思います。
習慣的に癖で無意識のうちにジャッジするのは気をつけたほうが
良いと思います。考えたことについては、まず認めてそれから
よくよく点検したほうが、正確なジャッジができると思います。
即ジャッジは不正確なまま思い込んでしまうリスクがあると思います。
気持ち、感情についてはもともとジャッジできないものだと思います。
不安や恐れがあったとき、なんで自分はこうなんだ、弱虫、臆病者・・・
と自分に言っても、言われた自分も困ると思います。
感情は自然に湧いてくるものですから。
考えや感情をただ観察するように、認めることは、とても良い結果を
もたらします。
考えであれば、距離を置いて、客観的に見れますので、おかしい所があれば、
自然に自分で訂正していけます。
感情を認めることによって、自分の本当の気持ちを確認できます。
その気持ちを認めることで、さらに別の自分の思いも知ることが出来ます。
たとえば怒りがあったとき、この怒りはどこから来るのだろうと、
自分に問いかけてみますと、自分の思いが見えてきます。
自分はこれを望んでいたんだ・・あの人にはこうしてほしかったんだ・・・
など、自分の奥の気持ちや考えがわかってきます。
さらにその気持ちは、望みはどこから来るのだろうと、問い続けると
さらに奥の気持ち、考え、望みにも気づけると思います。
より深い自分の気持ち、考えを理解することは、
自分を知ること、自分を大事にすることそのものだと思います。
今の自分の様子をジャッジせず、ただ認めること、それができると、
他の人に対しても、同じことが出来るようになり、
安易なジャッジ、思い込みもなくなり、より深く相手を理解できる
ようになるのではないかと思います。
自分を大事にすること、尊重することは、生きていく上で
一番大切なことと思います。
比較、競争社会、格差社会といわれる今の世の中に在っては、
自分を大事にすること、尊重することは難しいことでも
あるように思います。
