法事、葬儀のとき沢山のお花を手向け、手を合わせ、ご焼香をし、
故人のご冥福を祈り、また施主家は集まった方々に食事、品々を
用意します。(施主家のこの振る舞いは、御礼の意味もありますが
人に施すという善行を為しその功徳を故人に振り向けるというひと
つの供養です。)
こうした供養のほかに、もう一つ大切な供養に通じることがあります。
それは故人と縁のある方々がいつまでも仲良く、関係を大切にして
頂きながら、それぞれの毎日の生活を確りと過ごしてゆくそうした姿
が故人は何よりも喜ばれることと思います。今生きている人たちが
一日一日を丁寧に、大切に、一生懸命生きてゆく、そうした生き方、
あり方が故人への何よりもの供養に通じるとお考え頂ければと思います。