お前はお前で丁度よい
顔も体も名前も姓も
お前にそれは丁度よい
貧も富も親も子も
息子の嫁もその孫も
それはお前に丁度よい
幸も不幸もよろこびも
悲しみさえも丁度よい
歩いたお前の人生は
悪くもなければ良くもない
お前にとって丁度よい
地獄へ行こうと極楽へ行こうと
行ったところが丁度よい
うぬぼれる要もなく卑下する要もない
上もなければ下もない
死ぬ月日さえも丁度よい
仏様と二人連の人生
丁度よくないはずがない
丁度よいのだと聞こえた時
憶念の信が生まれます
南無阿弥陀仏
門徒さん(浄土真宗の信徒さん)のお言葉だそうです。
みんなひとりひとり違いがあります。
ひとは比較し、分別する癖があり、どうしても違いを違いと
そのまま受け取れません。
南無阿弥陀仏と毎日毎日、一心にお唱えしていくなかで
人の比較しようのないあり方、今のままで是、満点という
大切な気づきがあるのだと思います。