身近な人を喪ったとき悲しい気持ちになります。
今までそばにいた喜びが、居なくなったことによって
逆転したのが悲しみです。
その人の感じている、悲しみは喜びと、もとは同じものです。
その人を大切に思う、いとしく思う感情です。
条件、状況が変わり、現れ方が変わったものです。
その悲しみという感情は、喪った人そのものでもあると思います。
亡くなった方は、今、「悲しみ」としてその人の所に訪れている、
その悲しみを感じることは、その人を感じること、その人を想うこと、
そう思って、しっかりその悲しみを感じ切るといいと思います。
感じ切って、感じ切っていくと、またその悲しみは違ったものに
変容していくと思います。