幽霊の正体見たり枯れ尾花
暗くて、怖くてしっかり見れないため幽霊と思ってしまったけど
よくよく見てみると、枯れたすすきが風に吹かれているだけだった。
暗くて良く見えない、怖くて直視できない・・・
それは自分の心に対して思うことと同じではないでしょうか?
でも良く見れば、何もない、怖れるものも何もないという結末。
よく似ていると思います。
自分の中にとっても汚い、ひどい、醜い、恐ろしい何かがあるように思え、
直視できない。だからいつまでたっても本当の様子がわからず、不安がある。
この怖れる気持ちわたしは良くわかります。触れたら最後、足場を失い
何処に連れていかれるかわからない不安、怖れみたいな・・・
また、自己否定が強いと、もうこれ以上否定されるのは嫌だという
気持ちからも見るのを避けたくなります。
でもただ見てみると、心の中には、何もないです。
安心して見てみてください。悪いもの、汚いもの、醜いもの・・・
そんなものは絶対ありません。誰の心にも。
自分のこころは、暖かい、優しい、明るい、力に充ちたところです。
そこに触れようと、どうぞ意図してください。
自分の心は何の問題もありません。
問題、厄介なもの、汚いもの・・・
そう思わせるものは、心の周りについた、
信念、観念、ネガティブな記憶、感情です。
それは心についたもので、心そのものではありません。
そしてそこにあるのは、その人の責任ではありません。
そこにあるのは、その人が悪いからでも、未熟だからでも、
ダメだからでも、ありません。
ただ知らないうちについてしまっただけです。
それらの一つ一つに気づくだけでも、手放すことはできます。
手放せば手放すほど、心は軽く、明るくなります。
自ら気づき、手放そうと決意し、意図するといいと思います。