自我について


自分の身に降りかかってくることは、良いことと悪いことがある。

という思いを持つ人は多いと思います。

自分の身に降りかかってくることは、良いこと のみ。

という思いを持つ人は少ないと思います。

良いことのみ、と思うには、自分の命を100% 信じられれば

できると思います。

自分を良い方向へと流し、運んでくれる命。

良い方向にしか運んでくれない命。

智慧と調和と力に充ちた、パワフルな命。

そうゆう命に委ねられた時、任せきれた時できると思います。

良いことのみ、というのは望んだとおりであっても、

望んだとおりでなくても、起きてきたことを

起こるべきして起きたこと、必要があって起きたこと、

何らかの意味があって、自分にとって良いこと、

そう受け止められるということだと思います。

自分に起こることが、悪いこと、望まないことかもしれない、

そうゆう思いがあるとき、焦りや不安、怖れ、そして余分な力も

かけてしまうと思います。何とかせねば…

不毛な消耗が生じてしまうのは、確かだと思います。

もし、結果として起きてくることが、どんなものにしろ

良いことと思えるならば、とても楽だと思います。

人事を尽くして天命を待つ。という感じかと思います。

やるだけのことはやって、最善を尽くして、後はお任せ・・・

後は結果を待つ・・・

自分のいのち。自分の内にも外にも働いてくれている命。

すべてを生かしめている力、働きです。

自分自身でもあります。

命の働きは、完璧だ、任せきっておけば絶対大丈夫、

わたしの都合を差し挟む余地など全くない、

そう信頼し切れたとき、自我は消えていると思います。

自我は苦しみの根源でもあります。

それを無くしていく一つの方法が、

命を信頼し、任せ、委ね切っていく道だと思います。